最近よく、インターネットの速度を表現するG(ギガ)という言葉をよくテレビCMで耳にすると思います。これらは全て光回線を利用したインターネットサービスであり、現在は1ギガ~10ギガまで幅広い速度を各キャリアが提供しております。一般的には1ギガがもっとも多く、10ギガなどのサービスも開始されていますが、提供エリアが少ないのが現状です。

このギガ数が大きくなればなるほどインターネットの速度が速いという意味ですが、実際の回線速度を測ってみると、実はほとんどの場合で1ギガも出ないという事実を知っていますか?

本日は、インターネットの仕組みをわかりやすくしながら、なぜこのようなことが起きてしまうのかをご説明します。

光回線速度の「ギガ」ってどういう意味?

光回線の回線速度でよく出てくるギガという言葉ですが、iPhoneを購入する際にも

「容量は何ギガにしますか?」

などと聞かれますが、この違いを理解せずに使っている方も少なくはないかと思います。また、説明をする側も正確に表現せずに省略して話をしてしまっていることも混同させてしまう要因になっていると思います。

では、まず初めに簡単にこの「G(ギガ)」について説明します。

そもそも「G(ギガ)」というのは、大きさを表すただの記号です。

理系の方は、学校で周波数のHz(ヘルツ)という単位を使う際に、「G(ギガ)」という記号をよく使っていたので、聞き覚えがあるかもしれませんが、文系の方にはあまり縁のない記号かもしれません。
もっとわかりやすく説明をするために、誰でも知っている距離の単位で話をしましょう。

距離の単位は皆さんもご存知のように「m(メートル)」です。

そして「1Km(キロメートル)」が「1000m(メートル)」ということは誰でも知っているかと思います。
また、これは距離に限らず重さなどでも同じように使っているかと思います。
重さの単位は「g(グラム)」なので、1Kg(キログラム)=1000g(グラム)です。

このようにの単位の前に「K(キロ)」という記号をつけることによって、前の数字が変わります。これは誰でも知っていることだと思いますので、説明は必要ないと思いますが、このように記号を使う理由は表現をシンプルにするためです。「100,000m」と書くよりも「100Km」と書いた方がわかりやすくなりますし、比較をする際には、この記号を合わせることでよりわかりやすくなるからです。

日常会話の中で、

「今月、体重が5000gも増えちゃった!!」
「塩を0.001Kg入れてください」

なんていう会話をする人は少ないと思います。このように意識をしていないにせよ「K(キロ)」という記号が、1000を意味していることは皆さん知っており、相手にわかりやすく話をするために話の内容に合わせて「K(キロ)」をつけたり、つけなかったりして話をしていると思います。

では、「G(ギガ)」はいくつを表しているかわかりますか?
正解は「1,000,000,000」です。とても大きな数字なので、あまりピンとこないかと思いますが、10億のことなのです。

つまり「1G(ギガ)」は「1,000,000K(キロ)」になります。

この他にもよく出てくるのが「M(メガ)」です。「M(メガ)」とは「1000K(キロ)」のことです。

回線速度の「G(ギガ)」とiPhoneの「G(ギガ)」は何が違うの?

では、光回線の速度の時もiPhoneの容量の時も「G(ギガ)」を使っていますが、正確に表現すると以下のように単位が違います。

光回線速度=1Gbps(ギガビットパーセカンド)
iPhoneの容量=128GB(ギガバイト)

「bps(ギガビットパーセカンド)」とは1秒間にやり取りできる情報量(b:ビット)の量を表す単位です。
そして、「GB(ギガバイト)」とは、データの大きさを表す単位です。iPhoneの場合には、どれだけのデータを保存できるかを表しています。

ちなみに「1バイト」は「8ビット」です。記号で表すと同じ単位と思ってしまっていても、実は違うのです。これがよりわかりにくくしているのです。

では、ここで今までの記号を整理してみたいと思います。
b(ビット)
B(バイト)=8b(ビット)
KB(キロバイト)=1,000B(バイト)
MB(メガバイト)=1,000KB(キロバイト)
GB(ギガバイト)=1,000MB(メガバイト)


では、ここで問題です!

Yahoo!などのホームページのトップページのデータの大きさは、表示されている広告などによって多少変動しますが平均400KB(キロバイト)ぐらいです。

回線速度1Gbpsの光回線を利用している人が、このページをダウンロードして、ページを表示するためには何秒かかりますか?

正解は0.0032秒です。

【解説】
ページのデータの大きさの単位はバイトなのに対して、回線速度の単位はビットなので、まずは単位を合わせる必要があります。

1B(バイト)=8b(ビット)

なので400KB(キロバイト)は3200Kb(キロビット)になります。

回線速度が、1Gbpsなので同じKb(キロビット)で表すと

1Gbps=1,000,000Kbps

となりますので、3200Kbのデータ量をダウンロードするするための時間は、

3200÷1,000,000=0.0032秒
となります。

たまに、何かのホームページを開こうとしたときに、なかなか開かないという経験は皆さんもあるかと思いますが、そのときには、回線速度が極端に落ちてしまっていたり、そのホームページのデータ量が極端に大きいために読み込むのに時間がかかってしまっているからなのです。

回線速度には2種類あるのを知っていますか?

先ほど、「ホームページを読み込むのに時間がかかる」という話をしましたが、実は回線の速度を話をするときにとても重要なことがございます。

それが「上り速度」と「下り速度」です。

「上り速度」とはアップロード速度で、「下り速度」とはダウンロード速度のことです。つまり自分のパソコンからメールを送ったり、動画や写真をアップロードする時の速度が「上り速度」で逆にホームページを閲覧したり、動画や写真をダウンロードする時の速度が「下り速度」です。

ここで重要なのは、「下り速度」です。

この「下り速度」が遅いと動画を見ている時に映像が止まってしまったり、ホームページの表示が遅かったりとイライラの原因となります。

一般的には、「下り速度」が「10Mbps」もあれば支障なくインターネットを使えると言われていますが、動画などを視聴する場合などは、「50~80Mbps」ぐらいはあると安心です。


なぜ1Gbpsの速度が出ないのか?

では、本題に戻ります。はじめにも話したように実は、ほとんどの光回線は1Gbpsも出ていないのが実情です。テレビCMで謳っている速度の数値はあくまでも理論上出すことが可能な最高速度となります。

では、なぜ、速度は落ちてしまうのでしょうか?

もっとも大きな要因は他の利用者の影響を受けているからです。インターネットの光回線は、1本の回線を最大32世帯で共有して使っています。つまり、一度に多くの人がインターネットに接続をしたり、誰か一人が大量にダウンロードをしていると回線が混み合い、速度が落ちてしまうのです。なので、時間帯によってインターネットの速度が変化するのです。

そのほかの要因としましては、契約しているプロバイダーによっても回線速度は変わってきます。

インターネット回線とプロバイダーって何が違うの?

ここで、インターネットの回線とプロバイダーの違いがわからない方のために、簡単に違いを説明します。

インターネットを「街」だと例えてみます。その街に行くためには、様々な道が存在します。スピードを出せる高速道路や舗装された一般道、舗装されていない凸凹の田舎道など様々な種類があります。この道こそが「インターネット回線」なのです。

つまり

  • 高速道路:光回線
  • 一般道:ケーブルテレビ会社の提供している回線
  • 凸凹道:ADSL

のようなイメージです。

では、それぞれの道を通って目的地の「街」に入ろうとしても誰でも入れるわけではありません。入るためには「パスワード」が必要なのです。そのパスワードを発行してくれているのがプロバイダー会社になります。「街」に入るためには、自分が契約しているプロバイダー会社のゲートまで進み、そこで与えられたパスワードをいうことによって中に入れるのです。

そのため、各プロバイダーの処理能力等によって、スピードが変わってくるのです。高速道路の料金所をイメージしていただければと思います。ETCカードを使ってスムーズに進む場合と現金で支払う場合では、ETCカードを使用した方が早く進むことができますよね?それと同じようなことがインターネットの「街」に入れる時に起きるのです。


実際の速度はどれぐらいなの?

では、実際にはどのくらいの速度が出ているのかを測りたい場合はどのようにしたらいいのかご存知ですか?

インターネットの回線速度は、無料測定サイトを利用することによって簡単に測定できます。今日はその中でも使いやすいサイトを4つご紹介致します。

ここで重要になるのが、複数のサイトで測定をしその平均を取ることです。

なぜならば、測定環境や測定サイトが使用しているサーバーとの距離や測定の時間帯などが結果に影響を与えるからです。ですので、皆様も是非、複数のサイトで測定してみてください。

では早速ご紹介しましょう。

①RBB SPEED TEST

私がもっともオススメするのがこの「RBB SPEED TEST」というサイトです。ここでは、サイトで測定をした方々のデータを元にランキングを作成しているので、どの光回線を利用しようか迷っている方には、オススメのサイトになります。

http://speed.rbbtoday.com

②SPEEDTEST

「SPEEDTEST」はアクセスをすると出てくる「GO」というボタンをクリックするだけで、「上り速度」と「下り速度」を測定することができます。デザイン性も高く、スマホ専用のアプリもあります。また、測定サーバーを選択することができます。基本的には、もっとも近いサーバーが自動的に選択されます。


③速度jp

とてもシンプルな測定サイトです。サイトにアクセスし、画面中央の「スピードテストを開始する」というボタンをクリックすることで「上り速度」と「下り速度」を測定することができます。初心者の方でも簡単に測定できますので、オススメです。
http://zx.sokudo.jp

④BNRスピードテスト
サイトのデザインは高くありませんが、同じくワンクリックで「上り速度」と「下り速度」を測定することができます。Flashを使用していますが、画面下部の「画像読み込み版」をクリックすることでのでFlashの使えないパソコンやスマホなどでも測定することができます。


・Ping値とは何か?

ここで出てくるもう一つ重要な数値が「Ping値」です。

これは、サーバーからのレスポンスにかかる時間を数値化した値なので、数値が低ければ低いほどレスポンスが早いという意味です。

動画の再生等に関しては、あまり関係ありませんがオンラインゲーム等を行う方にとってはとても重要な数値になります。

一般的には「50ms」以上だと「遅い」と感じたり、「反応にズレ」を感じる場合があります。オンラインゲームを楽しみたい方は「30ms」以下が理想的なPing値になります。

結局どの光回線が一番いいの?

どこのキャリアの光回線を利用するのが一番良いのかは、使用用途や現在使っている携帯電話によって違います。様々なキャンペーンが行われており、割引を受けられる内容が違うからです。
そのため、ここでどれが良いかということを断言することは難しいです。しかし、もしネット速度を改善したいと考えている方はNURO光をオススメします。

なぜなら、もっとも品質とコストのバランスが良いのがNURO光です。

実際、私も販売員として活動しているときにNURO光ご利用中のお客様が、来店された際には、その方を違うインターネット回線にひっくり返すのは無理だと諦めていました。

なぜNURO光が良いのか?

NURO光はほかの回線に比べると利用料金に対しての速さが圧倒的に速いです。
それには大きく2つの理由があります。

一つ目は、NURO光は「ダークファイバー」という特殊な回線を利用しているからです。
この「ダークファイバー」とは何かというと、NTTが使用していない光回線のことなのです。

前項でも述べたように光回線は最大32世帯で共有して使用しております。NTTが提供している光回線は利用者数は、2015年に始まったコラボ光などの影響もあり圧倒的に多いです。そのため、ほとんどのケースで最大の32世帯で共有されております。しかし、NURO光の場合には、フレッツ光やコラボ光と全く同じ質の光回線をNURO光の利用者のみで使用しているので回線利用率が全く違います。

例えば1ギガ(1000Mbps)の回線を32世帯で共有した場合には、1世帯当たり31Mbpsしか出ません。それに比べ回線利用率が低い(20世帯で共有していると仮定する)NURO光の場合には、2ギガ(2000Mbps)を20世帯で共有している場合は、1世帯当たり100Mbpsもあるため、フレッツ光やコラボ光よりも約3倍早いことになります。

ここで、お気付きの方がいるかも知れませんが、同じNTTの光回線を利用しているのにも関わらず、フレッツ光やコラボ光はそもそも1ギガしか出ないのに対して、NURO光の場合には2ギガの速度が出ています。

これが実は、2つ目の理由なのです。

では、なぜ同じ回線にも関わらず速度が違うのでしょうか?

それは、伝送技術の違いなのです。

先ほどから話をしている1本の光回線を複数の世帯で共有をするシステムのことを「バッシブダブルスター方式」と言い、逆に基地局から出ている光回線を1世帯のみで使用するシステムを「シングルスター方式」と言います。もちろん「シングルスター方式」の方が速度は圧倒的に早いですが、非常に高価のため一般家庭での利用は非現実的であり、主に企業などで導入されているシステムです。

そして「バッシブダブルスター方式」を利用するためにはPON(Passive Optical Network)という技術を使う必要があります。このPON技術に関しては事業者によって違いがあり、この違いが回線速度の違いに直結しています。

フレッツ光やコラボ光、au光などは「GEPON」という技術を利用しております。最大の特徴は、導入コストが安いことです。対応機器も多くあり、導入費用がかからないメリットがあります。しかし、最大速度は1.25Gbpsになります。光回線のサービスがスタートした当時は高速でしたが、1ギガが当たり前の現在では速いとは言えないでしょう。

これに対して、NURO光の場合は国際標準規格の「GPON」という技術を採用しております。この方法は「GEPON」より伝送効率が良いため最大速度が2.48Gbpsと約2倍の速が出ます。では、なぜほかの事業者も同じように「GPON」を使わないのでしょうか?

それは導入費用が高いからです。「GEPON」の場合には、家庭内で使用されている様々な機器(ONUやルーターなど)や基地局で使用している機器と同じ通信規格を利用しているために機器の値段が安いです。そのため、機器の流用等もしやすいので事業者側から見た際のメリットがとても大きいのです。

それに対して、「GPON」の場合には基地局内で使用する機器に関しても海外から購入が必要(現在は国内でも販売されております)であったり、速度が速い分、ネットワークの設計が複雑で開発コストが高く、導入するまでに時間とお金がかかるために事業者にとっては非常にリスクの高い通信技術なのです。そこにチャレンジし、サービス開始に成功したのがNURO光なのです。つまり、「GPON」は利用者にとっては非常にメリットは大きいが事業者にとってはリスクの高い技術なのです。

もちろん導入の費用に関しては、利用者側も他のサービスに比べると高いのは事実ですが、現在は様々なキャンペーンを行なっておりますので、それらのキャンペーンを活用することで安く、速い光回線を利用することができます。

ぜひ詳しくは下記キャンペーンページをご確認ください!


また今年の10月からはNURO光でも10ギガや6ギガのプランもでます。こちらでは、さらに進んだXG-PONという技術を利用しています。このXG-PONと同じような技術をNTTも開発しておりましたが、最終的に運用はされることはありませんでした。
このXG-PONという技術は、導入しようと思ってもすぐに導入できるような技術ではなく、導入のためには年単位の準備時間が必要になります。つまりNURO光の場合は、数年前から光回線が2Gbpsでは足りなくなる時代が来ると予測し、先行投資をし、準備を進めてきたからこそ、この技術を使えるのです。
すでに大幅な遅れをとっているNTTはこれから、準備を進めていく必要があるので、NURO光に追いつくためには、まだまだ時間がかります。

その間にも、NURO光は次の時代を見据えて、準備を進めていきます。

この先見性こそ、NURO光の最大の武器ではないかと思います。

まとめ

最後までお読みいただきまことにありがとうございます。

今までの内容をまとめると以下の3つの基準でインターネット回線を選んでください。

  1. ①NURO光のエリア内であれば、品質とコストのバランス良いNURO光にしましょう。
  2. ②残念ながらエリア外の方に関しては、使用している携帯電話のキャリアの回線を使用して割引を得ましょう。
  3. ③そして、工事などが面倒だと考えている方は、WiMAXやソフトバンクAirしましょう。

少しで皆様のお役に立てたのであれば幸いです。